モロッコの旅ーつれづれなるままに




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ホテル

 いずれ劣らずカキツバタ。4☆ 5☆だから、居住性は誠に良い。設備も整っているから文句はないが、そのメインテナンスの悪さには参った。トイレの水がでない、風呂の水はけが悪い。(ぬるいお湯しか出ないのは熱いお湯好き日本人客が一斉に使うから、だ。時間をずらせばよい)まいったのはエアコンの音、それでも疲れているから子守唄がわりになったかもしれないが。 



 ホテルの食事はフランス仕込みでうまい。各種のパン、スープ、サラダ、メインディシュの数々。しかし、お客の数にあわせているのかネ、品切れが何度もあった。ギャルソン!シルブプレ! せっかくフランス語で言ったが、英語で返事が返ってきた。ガクッ!

ワイン

 これもフランス流。毎食ワインをオーダーする。地元産の赤、白共、丁度ミディアムくらい、甘すぎもせず、さりとて、酸っぱくもない。香りもまあまあだから食事によく合う。ロゼワインをすすめられ飲んでは見たが、まあ、経験した程度にとどめておきたい。ウィ~

ドライブイン&街のレストランのトイレ

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アトラス山脈のドライブイン



トイレは女性、男性に分かれてはいるが、ツアーでは女性が圧倒的に多いからかならず列が出来る。1ディルハム(13円)が必要。大体オバサンが怖い顔をして見張っているが、入り口にコインを入れる皿が置いてある場合はそこに入れなさい。1ディルハムがなければ、5でも10でもよい、ちゃんとお釣りをくれる。


 空港やホテルの両替ではコインをあまりくれないから、 売店で買い物する際に高額紙幣をくずしておく方が賢明だ。

 あまり、西洋式のトイレはない。小さな陶器の足場の真ん中にポコンと穴があいている、アラブ式、どちらを向いて用をたすのかは、あなた次第、(正式には扉にむかう)そうそう、トイレット・ペーパーがないよ。
男性用は便器が高いところについているから、背伸びして用をたさねばならない。

民族衣装


















 モロッコの男性はトンガリ帽のついたジェラバとよばれる上着をまとっている。老いも若きも黒、白、青 カラフルな姿、何となくねずみ男を連想してしまった。失礼。
 寒いから、山登り用のポンチョをかぶったが、これがジェラバによく似ている。地元ガイドさんから、「マイ・シティズン(私の国の市民よ)!」と握手された。ちなみに女性の民族衣装はカフタンという。

モロッコの車

なぜ、ここの人は車を洗わないのだろう?道にあふれる汚れた車体の群れ。雨が多いせいなのか。アトラスを越えた町々のそれも汚い。こちらは水が少ないからなのか? 
フランスの保護領だったから、風呂嫌いのフランス人の影響か。だから、車も洗車嫌い。まさか! 車からは香水の匂いがしなかったネ。

モロッコ料理

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モロッコの代表的な料理 タジンとミント・ティ

 独特の三角の土鍋、中の素材はビーフ、チキン、や野菜など、を蒸したもの。それぞれのレストランが特色をだしている。
 ミント・ティーはご覧のように、上から滝のように銀のティーポットにそそぐ。 ちょいと、冷ますのがこつ。砂糖をたっぷり入れないとうまくない。


街のレストラン

BORG EDDAR(ウダイア)
 大西洋の海岸沿い。魚のスープと白身の魚のフライ、うまい、紅茶がぬるい(どこのレストランでも同じだった)。

PALAIS MNEBHI(フェズ)
 はじめてのモロッコ料理、ビーフタジン、スパイスの効いた野菜、豆、モロッコパンも乙な味だ。オレンジが甘い。

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オプショナルツアーの名前は分からないレストラン(フェズ)
 まず、店が寒い、小さなストーブが2個のみ。ベリーダンサーが震え上がって、やる気なし、太鼓の音、やかましい。
 料理は硬いシシカバブが一本。タジンの容器に入った肉のパイには砂糖がまぶしてある。モロッコの高級料理とのことだが、とても喉に通らない。すきっ腹でホテルにもどる。ショウも学芸会程度の演技。 まあ、これも楽しかった旅の思い出に加えておこう。

DAR RABATIA(ラバト)
  スープ 魚のムニエル、満員でなかなか料理がでてこない、味はどうだったか、おぼえていない。

CHEZ ALI(マラケシュ)
 ショウとディナー ハリウスープ、キョフテタジン(ミートボールに玉子とじ)クスクス
意外とあっさりしていて、日本人の口にあうようだ。ミントティーにも慣れてきた。

CHERAMANE(マラケシュ)
 スパイシーな前菜、ライスとチキン入りパイ、ケフタとチキンケバブ。 ソフトボールほどもあるオレンジがグー。

ETOLE FILANTE(アイト・ベン・ハッドゥ)
 ベルベル風オムレツ、ビ-フケバブ(ちょっと硬いが)アレッ?日本の味じゃないか、
実はここの兄弟が水戸の日本女性と結婚しているからだ。達者な日本語でサービスしてくれる。

CHERAMANE(マラケシュ)
 スパイシーな前菜、ライスとチキン入りパイ、ケフタとチキンケバブ、ここでもフルーツが出てくる。やはり大きなオレンジに手が出る。

ITALIANO UNO(カサブランカ)
 都会にもどってきた。イタリア料理、サラダ、魚のフライ(ししゃもっぽい白身の魚、とやなぎかれい)ホネごとぱりぱり。フルーツサラダ。キャンティーが飲みたい!

雨のカサブランカ

 大変、雨だ! ここではにわか雨が多いから、露天では傘屋が店を開いている。
「オッサン、そのカサウランカ」
「そこにぶる下がっているよ。カサブランカ」
「でかいね、この傘は!もって行くのにはカサバランカ」
さぶう~

アラブ人系とベルベル人系

 アトラス山脈を越えるとそこはベルベル人の国、ベルベルと言うよりベロベロに近い発音。アラビア語も通じないところも多いと言う。顔つきも大西洋側の人々より厳しい表情をしている。大西洋側に住む人は、彼等を一つ下に見ていると話に聞いた。
そんな所のレストランでは日本語が通じた!摩訶不思議。なんだ、日本に何年も留学しているというのが彼の兄さん。嫁さんも日本人。彼もまたラバトで日本語の研修したという。

モロッコの街角で

 モロッコのいたるところで物売りがまとわりついて離れない。オハヨー、コンニチワ アリガトー。ナ・なんと日本語をしゃべるではないか、口々にビンボープライス! センエン!センエン!と怪しげな品物を売りつける。取り合わないと イツツデ、センエンと値下げしてくる。そして、How Much?と問いかける。こちらが幾ら出せるかを聞くのだ。ビンボープライスとはバーゲンプライスの意味だが、なにかバカにされたような感じになる。

 物売りが「コンニチワ!」ときたから、「アッサラム アレイクム!」とアラビア語でいい返し、商談に移る。ひやかしのつもりだが、相手は真剣。普通は言い値の50%で商談が成立するが、もっと下げてきた。買う気がないから知っている限りの単語をならべ、品物にケチをつける。いらないといってもまだついてくる。ハラス! マアッサラーム!(もういいよ、さよなら)と声を荒げると肩をすくめて何か悪口を吐いて行ってしまった。やれやれ。
商売熱心の彼、ほかの日本人観光客にからんでいる。センエン!ビンボープライス!がはじまった。
 こちらにも別の物売りがしつこく袖を引く。あーあ、ついにビンボープライスで太鼓買っちまったぜ。

 東京に戻って 数々のおみやげを並べてみる。 どれも役に立ちそうもない物だらけ。 反省してももう遅いが、ま〜旅の思いでとして目をつぶろう。










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