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アラビアのお魚ちゃん、ハムールを飼ってみたら

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  ハムール はアラビアの市場では人気の高い魚の一つです。日本各地では、ハタ、クエ、など名前が付けられている体長が1メートルもある美味な巨大魚です。ハタの仲間は世界中の海に生息しています。私が永年仕事で住んでいたサウジアラビア、砂漠の国ですが住居の前には青いアラビア湾が広がっています。休日にはよく釣りに出かけました。船で沖に出ればタイやシマアジ、それに、このハムールなど大物が釣れますが、いくら釣りが好きでも帯同の家族がいるので毎週行くわけにはいきません。そこで、子供をつれて海岸でキス釣りを楽しむこともしばしばでした。  ある日のこと、家族そろって海岸で釣りをしていたところ10センチくらいのハムールの赤ちゃんが掛かって来ました。 普段見慣れているこの魚の巨体にくらべあまりにも小さく可愛いので、当然逃がしてやるところですがバケツに入れて持ち帰り水槽で飼うこととしました。  ところが、そのお世話は大変です。一週間に一度は6個のポリタンクをかついで近くの海岸に海水を汲みに行きます。水を入れ替えてやるとこの子はじっとしていません。何度も水槽から飛び出して気絶している彼?を拾いあげてやらねばならないし、寂しかろうと他の小魚を仲間にしてやればいつのまにやら、それを腹のなかに入れてしまいます。  食事の残りを持ってゆけば、水面から顔を出して犬のように尾ひれをパタパタさせて大喜び、そこら中を水浸しにしてしまいます。 だんだん図々しくなって、そばを通っただけでバチャンと跳ねてエサのおねだりをします。  水槽のガラス越しに眺めれば、知り合いの誰かサンに良く似ています。そのうちにその誰かサンの息子を預かっている気分になりました。    最初は右端の割れたどんぶりの中がベッドでしたが・・・    すっかり、家族の一員となったころ、この過保護のおサカナちゃん、メタボになってしまいました。ある時、水槽からポコポコ泡が上がりました。 アッ!もしかして、オ・ナ・ラ? 彼のお腹からでるのを目撃しました。食べ過ぎだよ!    おなか、すいたよぉ~ 一年を過ぎるころになると、この子の体長は水槽の半分を占め体を動かすことすら大儀になってしまったようです。それでも食欲だけは旺盛で正に食っちゃ寝の見本です。                                         その結果、自然の...

わが愛犬ロミィの記

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  愛犬ロミィが家に来たのは1982年のことでした。 きっかけは知人のシェトランド・シープドッグがあまりにも可愛かったので、私たち夫婦も飼ってみたくなったからです。早速、近所のペットショップに行ってみました。 当時、この種はブームだったので、雌1匹しかいません。毛並みもあまり良いとは思いませんでした。 それでもつぶらな目を見ていると可愛くなって育てる事にしました。       私の家で犬を飼うのはこれで2度目、 最初はゴローという雑種でしたから次ということでロミィ、次の犬の名前も勝手にナナ、ハッティ、クーときめてしまいました。  部屋で飼うためにロミィは基本的なしつけを何とか覚えましたが、この犬、散歩が大嫌いなのです。一緒に歩こうとしないで早く帰ろうと先に先にといってしまいます。それに首輪が大嫌い。気が向かないとクビをふってスルリと抜けて一目散に家に帰ってしまうのです。 そして、門の前で座って待っています。  じつは、子犬の時に歩かせ過ぎたことが原因かもしれません。当時私がメタボになりかけで、ウォーキングは少なくても6~8キロをこなしていましたから、これに比べ、小型犬ロミィはせいぜい4キロ、それを過ぎると座り込んでテコでも動きません。 仕方なく肩にかついで帰りますが、通りすがりの若い娘さんが、ハアハアいっているロミィを指さして「かわいそー!」 それでも私はめげずにウォーキングに連れ出します。 それだから、彼女は散歩が大嫌いになってある時に首輪を外して逃げ出すことを憶えたようです。  私が酔っ払って帰宅すると真っ先に出迎えてくれるのがロミィ、当然のことながら妻とは口げんかが始まります。するとロミィは吠えながらクルクル回ったり、脚にしがみ付いたりしてなだめ役です。これは牧羊犬であるシェトランド・シープドッグの習性なのだそうです。  ロミィの特技は英語をしゃべることです。お客がくると私は、   「ロミィ!英語で  1  は?」    「 One! 」  教え込むまで苦労しましたが来客は大笑いです。考えて見るとロミィの故郷はイギリスですね。英語の発音が良いのは当たり前かも知れません。  次のステップの「Can!」は失敗しました。       それから12年、私が海外勤務の時に東京の妻から電話がかかってきました。ロミィが死んだという知らせでした。休暇の折には真っ先に玄...