大地震!スーパーの食料棚から電池・パン・米が消えたー東京にて
2011年3月11日 (金) 電話中に大地震が発生しました。棚に置かれた電話機本体や脇の花瓶を押さえるのに精一杯。揺れがおさまってから掛けなおしましたが、すでに繋がりませんでした。戸棚に置いたグラス類も落ちて床に散乱しています。 TVで大災害のニュース、まずは水の確保です。風呂に水を張り、どこに仕舞ったか忘れたポリタンクを探し求め満水にしたのみならず、やかんにも入れました。停電したりガスが止まっても煮炊きに必要なガスボンベは3本ありましたので、まずは大丈夫です。 車のガソリンは約半分、これもなんとか凌げます。 次に懐中電灯、電池がありません。近所のスーパーに買いに行った妻は手ぶらで帰ってきました。もうないのです。 冷蔵庫や棚の保存食料を調べてみると妻と私の二人で3日分くらいはあります。何か起らねば当面やりくりして暮らすことが出来る量です。皮肉な事ですが花粉の飛ぶ時期、ティッシュペーパーのストックは十分です。 災害に備え特に大都会では少なくとも一週間分の食料は確保しておいてください。 この言葉に耳を傾けなかった自分を責めましたが、今更仕方ありません。非常持ち出し袋に入っていた乾パンの缶は一年前に賞味期限が切れていました。 この大地震が身近で起っていたらどうなったでしょうか。 3月12日(土) 翌日スーパーに買出しにゆくと、もうパン、即席ラーメンの類は姿を消していました。肉、野菜 卵はまだ棚に多少残っています。 といっても日持ちの悪いものばかり、どういうわけか多量にあった小麦粉は2袋も買いました。これですいとんやお好み焼きもできます。 なんでも良い、食料は十分に確保しておかねばなりません。勤め先から帰宅できない親戚の者が泊まりに来るかも知れないからです。このほか、この日は行きつけの米屋さんからいつもの量を買うことができました。 これでなんとか10日くらいは食い延ばしで暮らせるだろう。 3月13日(日) とはいうものの、不安で、この日もスーパーを覗いてみました。しかし、もう目ぼしいものはありません。 首都圏の食料不足は長期にわたるかもしれない。この不安から我が家の食事は一汁一菜とキムチなどの副食品だけとしました。 茶碗のご飯をかみ締めながら、なんといままで贅沢な献立であったのか思い知らされた気持ちです。まあ、なんとか、や...