愛媛県 愛南町の珍味、ヒオウギ貝!
1月12日NHKの昼の番組 スタジオパーク「ふるさと一番」で愛媛県愛南町でヒオウギ貝の養殖について、舞の海さんが取材していました。
ヒオウギ貝は15センチ位の大きさで黄色、橙色、赤や紫の色とりどりのカラフルな貝です。貝の表面についたふじつぼなどの汚れを削りおとし、きれいにします。この際の貝のストレスを解消するために、すぐに海水につけておくのだそうです。色とりどりの貝の殻はこれもランプシェードやキイホルダーなどのアクセサリーとして町の特産物として販売しています。ヒオウギ貝は帆立貝の一種で、さんご礁などに生息していますが、愛南町の海では黒潮が栄養素を運んでくるので、大きく育つのだそうです。この貝の刺身、炭火焼き、酒蒸し、などを肴にして、町の人々は皆で週に2~3回は一杯やるのだそうです。番組では舞の海さんのためにちゃんこ鍋を用意しました。彼の美味そうな表情、「うまい!顔がくずれる。見てよし、食べてよし、貝の横綱だ」との評価でした。
私がかつて、会社の仕事で赴任していた。中東のアラビア湾(ペルシャ湾)の海でもヒオウギ貝は生息しています。愛南町のそれよりも小さくて、8~10センチ、色もむらさき一色だけです。さんご礁や岩棚の割れ目に身を隠していますので、シュノーケリングで潜って獲るわけです。
アラビアのヒオウギ貝
今、思い出すに、こいつあ~正に絶品! 皆が集まりしょうゆ焼きや、貝を二つに切ってにんにくとバターを入れ、オーブンで焼き上げます。
ふうふう吹きながら口に入れると、うんまい~イ!リッチな風味。獲りたては勿論、刺身です。貝柱のこくのある旨みが舌に伝わり、喉を通っていきます。 次はレモンとタバスコをかけて、と・・・、これもキク~ウ!
残念ながら、ここは厳格なイスラムの国ですから、禁酒国、一切お酒がありません。
ああ、日本に残した家族にも食べさせてやりたいな。単身赴任者は、なんとなくしんみりした気分になってしまいます。次の休日にも獲りに行きたくなりますが、一週間後は潮が高くなり、さんご礁を潜るには深くなってしまうので、残念ながら次の大潮の引き潮時までお預けなのです。その待ちどおしさよ。だから、美味さに余韻が残るのもその理由のひとつとも思われます。
海に潜って貝を獲ることは、この娯楽のない砂漠の国ではまたとないリクレーションのひとつですから、一石二鳥といえましょう。
アラビア貝の盛り合わせ: これは食べられません
愛媛県の愛南町でヒオウギ貝が食べられることがわかった今、すぐにでもこの町を訪れてみたいものです。
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