寅年 新年おめでとうございます
十二支が暦に使われるようになったのは紀元前1600年頃、農作物の成長を記録するための数え方を動物たちに例えて表されました。日本には六世紀半ばに伝わりました。年の順番を決める神様の前に到着したのは足が遅いので前夜に出発していた牛の背中に乗っていた鼠が飛び降り駆け込んで一着、不本意ながら牛は二着、足が速いからと当日に出かけた虎は三着目となりました。
なぜ猫が十二支に入っていないのかと言えば、鼠が猫にウソをついて神様の所にゆく日を翌日だと教えたからで、これに怒った猫はそれから鼠を追い回すようになったと、ナンチャッテ話もありますが・・・
謹賀新年
「寅」という文字には「まっすぐに伸ばす、引っ張る」という意味があります。『漢書』では、寅は草木が伸び始める状態を表すと解釈されています。虎はチャレンジ精神が強く、どんなことにも強い信念を持って挑んでいきます。だからトップにならなくても十二支に入る目的が達成されればよいのです。
寅をあらわす言葉には「虎は千里を行って千里を帰る」という不屈の精神を表す一方で「虎の尾を踏む」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」など危険な事も含んでいます。だが、たとえ失敗したとしても、めげずに何度も立ち向かっていく姿が高く評価されることが多いといえるでしょう。ちなみに数々の困難を乗り越えた宇宙探査機はやぶさ1号は小惑星イトカワの表面物質を採取し12年前の2010年寅年に地球に戻ってきました。今年はコロナ禍を乗り越えて飛躍する年になりますように!
暇人のつぶやき:
マイナスイオンが出るというので、永年室内に置いているタイガーテールの鉢。この植物の花言葉は悠久・不滅です。挿し葉で増えるは増えるは・・・不滅ですねえ。花言葉のとおり不滅は「タイガー(ス)・テール」が元祖なのに長嶋茂雄さんに「巨人軍は永久に不滅です!」と言われてしまいました。今年は阪神ファンの一人として、「阪神タイガースは悠久・不滅です!」と優勝してもらいたいですね。
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