今年もあでやかな月下美人が咲いた

  十数年前だったか知り合いからサボテンみたいな植木をもらいました。その名は月下美人とよばれる植物です。初夏、つぼみがどんどん大きく膨れてある夜あでやかな花を開きました。1年にたった一度きり、外の暗闇中ではともすれば見損なってしまい、朝にしぼんだあわれな姿を見ることがしばしばありました。

 年が経つとともに月下美人は背が伸びて寒い冬も家に取り込まれなくなり、枯れてしまったり葉がきばんでしまいました。そこで切った葉を挿し木にしたところ数年で花が咲くようになりました。Queen Of The Night(夜の女王)とも呼ばれるあでやかな彼女をインタビューしてみました。

7月6日(土)

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07:00=オッ、今日の晩に咲くぞ!つぼみは大きく膨らみ始めました。

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18:00=最初の花が開き始めました。女王様のお出ましです。

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21:00=満開です。4っの大きな白い花が妍を競っています。どれもが名の通り美人のですねえ。あたりには甘い香りが漂ます。ベランダに置いてある鉢にも咲いていますが、よく見えません。暗闇の中ではもったいないですねえ。

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22:00=まだまだ彼女たちとデートしていたい。だが、夜の女王と一晩中つきあってはいられません。密着取材はこれまで、お休みなさい!

7月7日(日

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07:00= あーあ、女王様たち、だらしない。だから,夜更かしは美容の敵だと言ったでしょ。まっ、いいか。枝にはまだ王女様たち(つぼみ)がいます。今晩清楚な姿を見ることができますね。


窓辺の月下美人.jpg

 これは、一昨年大きくなりすぎた親元から分けた苗木です。冬は室内に取り込み5月になってから外に出しました。6月つぼみが付いたので友人たちにプレゼント。大変喜ばれました。7月10日開花したそうです。しか~し、何年か経って大きくなりすぎ冬の間は室内に取り込められなくなりそうです。どうなるんでしょうねえ。いささか心配です。

月下美人とは*

 ゲッカビジン(月下美人)学名はEpiphyllum oxypetalumという中南米原産のサボテン科の植物です。英語ではDutchman's PipeまたはQueen Of The Night です。開花時期は7月~11月といわれていますが、我が家では7月のあと9月に咲く株があります。生育には10度c以上の気温が必要なので、冬場は室内の日当たりのよい場所に置いておきます。

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