寒いな、もうTシャツをしまわないと・・・

  秋はどこにいってしまったのでしょうか。先週半ばまでは夏日だったのにモウ冬だ。寒いな、Tシャツはしまって長袖を出さなくては、さて衣替えだ。 妻が私の愛用のTシャツを挟で切っています。「アッ、もったいない、まだ着れるのに」「もう襟が伸びてしまっていますよ。 それに生地全体も傷んでいますから洗濯したら破けてしまいますから」 「・・・・」


 裁断されたシャツは長年愛用してきたものですから未練が残ります。私が持っているTシャツは10数枚ありますが、もう着れそうもないものはこの時期に年末の大掃除のボロ切れ用と冬場から春にかけて下着として使うものに選り分けます。

 ふと、手にとったシャツ、これはハワイでたくさん買ったものだ。旅行中は朝に着るもの、夕方の外出の時と、毎日変えますから東京に持ち帰る時には10数枚になってしまいます。 あっ、これは海外赴任の際のものだ。結局着ないで値段タグがついたまま引っ越し荷物に入れたやつです。日本製の丈夫な生地ですから何年も使っています。

 思い出が頭を過ります。 赴任していたのは中東のサウジアラビア、そこでは海務関係の仕事に従事しており何隻ものワークボートを管理していました。帰任にあたって、今まで使っていた20枚以上の古いTシャツを処分しました。 これは船のウェス(ぼろきれ)で使える。船長に持って行ってやろうとダンボール箱に入れて持っていきました。船長の喜ぶ顔を見て仕事に役に立ってくれるだろうと嬉しくなりました。

 翌日、波止場に行くと異様な光景が目に入ります。私のTシャツの群れがゾロゾロと・・・。船員たちが着ているのです。船長にどうしたことかと問いただしますと、ウェスにするにはもったいないから彼らに配った。皆、大喜びしてるよ。と笑いながら答えていました。思えば東南アジアから出稼ぎで働いている彼らにとってTシャツ一枚買うのも大変な出費です。それなら、もっとましなシャツをあげたのに・・・。20人もの私が歩いているような光景を眺めながら思ったものです。

 寒くなったなあ、夏の衣料をしまい込みながら、これは冬の下着に、これは大掃除の窓拭きにと選り分けます。来年の衣替えにはどのTシャツが選ばれるのでしょうか。 断・捨・離 には気を使いますね。

暇人のつぶやき

 温暖化で四季の日本は夏と冬の二季になってしまうのでしょうか? そうなってしまったらアパレル業界はどうなるのでしょうか。ファッション雑誌もつまらなくなりましね。秋の栗、柿 松茸など今のうちに食べておかないと無くなってしまうのかな。紅葉・すすきなど写真に残しておきましょう。
  あーあ

コメント

このブログの人気の投稿

都内の秋を散策しました

園芸で育ったハーブ類、 料理に役立っています

残っていた戦時中の防空電球