ローカル鉄道に揺られてー箱根登山鉄道・ケーブルカー



  この冬は暖かだったり寒かったりしてジェットコースターなみの気温の乱高下、体の調節が難しい。たまには温泉でも行って静養したい、そう思って近郊の温泉場を調べてみる。やはり近場は箱根だ。いつもは車でドライブ方々、日帰りだが今回は小田原経由強羅まで箱根登山電車の旅を楽しんだ。
















箱根登山鉄道
 箱根の旧道付近はターンパイクなど新道が開通してからめったに行かなくなったが、見慣れた風景が続く。小田原からすぐの早川沿いの車窓から見る眺めは正月の箱根駅伝のコース。まるで選手と伴走しているような気分だ。

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 箱根湯本で急峻な山道を登る登山電車に乗りかえる。新型車両のアレルラ号は2014年(平成26年)に導入されたばかりだ。

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 電車の勾配が全国一、世界でも第二位と言われる急峻な曲がりくねった山道を登るので、走行中はレールの摩耗を防ぐため車輪とレールの間に散水しながら走る。

 途中、急勾配を上るため引き込み線を利用して3回のスウィッチ・バック(後戻り運転)が行われる。その際停車する業務駅では運転手と車掌が入れ替わる風景が面白い。 次の駅で降りる乗客にはくれぐれもここでは降車しないでくださいとの重ねてアナウンス。

 鉄っちゃんオタクに徹していると、窓からの素晴らしい箱根の自然を見逃すからくれぐれも注意。

 小涌園のそばの踏切、毎年の箱根駅伝の際は選手が通過するのを電車が待つが今日は自動車が電車の通過を待っていた。こりゃフツーのことですネ!

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 約40分で終点駅の強羅についた。 (小田原~強羅:片道670円)


箱根登山ケーブルカー

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 強羅駅から早雲山へ箱根登山ケーブル・カーに乗り換える。早雲山まで各駅は無人駅、中強羅、上強羅駅は両側のドアが開き利用者は行き先側のホームに降りる。 間違えると反対側に渡る所がないから、次の電車がくるのを待って車内を通過して渡ってくださいとのアナウンス。(強羅~早雲山:片道430円)

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箱根ロープウェイ

 大涌谷の噴火警戒レベルが1に引き下げられたものの箱根ロープ・ウェイは昨年の10月より早雲山~大涌谷~姥子間は運休中である。 現在も高濃度ガスの噴出で危険とのことだ。

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 寂しさ募る早雲山ケーブル発着場、早雲山からは姥子経由、桃源台まで代行バスを運行している。平日にもかかわらず大勢の観光客で20分待ちとなっていた。

 桃源台~姥子間のロープウェイは運行中なので行く人も多い。                              

 当日は上強羅のホテルに宿泊。温泉でぬくぬくと疲れをいやす。 さて、一杯飲ろう 
                               
 東京から小田原まで特急踊り子号。ローカル線の箱根登山鉄道・ケーブルカーの鉄チャン旅を含め約2時間の旅。丁度、映画を1本見る時間で到着するのはご機嫌だ。素晴らしい一日を過ごせた。

 暇人のつぶやき:

* ロープウェイの周辺はホテルや保養所施設ばかり、レストランがないからホテル内かケーブルカーで強羅までおりて食事するより他にない。強羅の蕎麦が美味いと聞いている。「すみませんお客さん、お蕎麦はもう売り切れました」だと 仕方ない、うどんにするか。かき揚げうどん、これもまた美味なり。

* 観光客:中高年はカップル。若い女性は申し合わせたように二人連れ。男性のグループは4~5人だ。なぜ? 2人だと1時間もすれば話題が途切れてしまうからだ。 中高年のおばさんは4~5人、リーダーと思われる一人だけが声高にしゃべくりまくっている。若いカップルや家族連れは中國の観光客、これも声高だ。でも楽しそうだ。

* まわりの会話は甲高い中国語ばかり、たまにぼそぼそ声の日本語が聞こえるとほっとした気分になる。(強羅公園にて)

* 温泉の湯船の中、横には中国の観光客。ここには領土・領海問題など存在しないゆったりとした雰囲気。 本来の海の方も早くそうなれば良い。

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 *大涌谷には行かれなかったのが残念!お目当ての大涌谷の温泉たまごは販売が中止されている。そこで急きょ開発されたのがこの燻製たまご。 試してみるか。

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*箱根といえば寄せ木細工、さっそく買い求めた。 



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