暇人のクリスマス童話
今年もクリスマスシーズンとなりました。町はもうXmas一色、商戦たけなわです。我が家でもクリスマスの飾りつけをしました。そのグッズは私の子供たちの幼いころ買った古いものばかりです。メルヘンチックすぎてもう我ら(的)にそぐわないな。でも思い出だけは残っています。そこで、これを元に童話を作ってみました。
そのー1 サンタクロースがやってきた。
「早くおやすみなさい。もう遅いわよ」ママの声に
「でもサンタさんがくるのを待っているんだよ~ぉ」
坊やたちはなかなか眠りません。
「うちはマンションで煙突がないからサンタは入れませんよ!」と、ママ。
見かねた天使が空から降りてきました。
「僕がオルガンでおやすみの歌を弾くから早くお休み!サンタさんからの贈り物は僕が受け取っておいてあげるから」
天使の歌で坊やたちがスヤスヤねていると サンタさんがやってきました。今日はあいにくトナカイさんが風邪をひいてお休みしています。だから、今日はスノーモビルの橇です。
「早く良い子たちにプレゼントをとどけなくては・・・。ありゃりゃ!どこの駐車場も満杯だあ、しかたがない、宅急便を頼もうか」
でも、ヤマトもサガワも今日は手一杯ですよ!
ドンガラガッタ・ドンドン・プウ~ 今日はクリスマス・イブだぁ盛大にやろうぜ。サンタクロース学校のチビッコ生徒たちの楽隊がやってきました。
「こらっ!良い子たちがせっかく眠っているのに騒々しい。帰ってベッドに入りなさい」と校長先生。
「君が寝たら僕がプレゼントをとどけてあげるよ。君が目をさましたら僕にプレゼント届ける番だぜ」
生徒たちは、わいわいがやがや収まりが付きません。校長先生が言いました。
「もういい!君たちがベッドに入ったらわしが届けてあげる」
「ワ~イやったぁ!」 生徒たちは大喜びです。
そのー2 クリスマスのあとはベファーナ婆さんの出番です。
クリスマスが終わって、翌年の1月には公現祭がやってきます。東方から来た三人の博士たちがイエスの誕生を祝って贈り物を届けたとされる日です。博士たちと一緒に行くのを断ってしまったベファーナ婆さんはこれが元で世間から魔女とよばれるようになってしまいました。
改心したお婆さんは、この日には空飛ぶほうきにまたがって 良い子に甘いお菓子を、悪い子には灰のお菓子を届けると言われています。前の晩から婆さんたちはお菓子つくりに大忙しです。
「この頃はもっとおいしいケーキをお菓子屋さんで売っているので、私の作ったお菓子は見向きもされないよ」
「悪い子ちゃんにも両親がお菓子をプレゼントしちゃうから灰のお菓子なんかポイ捨て、と誰かがいってたよ。 レシピを変えなくては・・・」 「でもバターや砂糖が値上がりしてねえ・・・」
お婆さんたちの悩みは尽きないようです。
「なにかよい方法がないものかねえ・・・。そうだ、この頃は大気汚染がひどいから私たちのほうきで空の汚染物質を掃き集めましょう」
ベファーナ婆さんたちはお菓子つくりの代わりにボランティア活動をすることにしました。とさ・・・。
私らが集めたPM2.5などの汚染物質で作ったお菓子だよ。悪い子ちゃんをするとプレゼントしちゃうからね。
ケッケッケッ!
その3-雪だるまたちが大変だあ!
!
雪やこんこん あられやこんこん・・・ 地球の温暖化がすすんでいるってさ。 そうすると僕らはどうなるのだろう・・・溶けちゃうのかなあ。
冷蔵庫の中に入れといてあげますよ! と、ママの声。「・・・・・・・・」
それでは、皆さん!良き Merry Christmasを!
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