爽快なり!太鼓の響き

  近頃、各地では和太鼓の演奏が盛んです。若者、子供たちのグループまで。一糸乱れぬリズムは心に響きます。日本の伝統芸能が継承されてゆくのは大変うれしいものです。観ていても聞いていてもスカッとした気分になります。見事ですねえ。昔から太鼓は私たちの生活から切り離せないもの、盆踊りのドドンガ・ドンおもわず手振りして踊りだしてしまいます。大相撲が終わって、国技館を出てゆくとデテケ・デテケ・デテケのやぐら太鼓の音、早く家に帰りたくなります。得てして妙なり、とも言えましょう。お能のイヨ~オ・ポン!舞手との絶妙な間合いで幽玄の美を感じさせる小鼓の短い音も心にしみます。


     
                             
 海外の日本レストランの入り口に据えてある大太鼓。来店したお客がドンとたたくと「お成り~い」と案内の人が出てきます。これはご愛嬌ですね。

 映画で見る鉄火場のシーンでも「さあ、張った、張った!張って悪いはおやじの頭、貼らなきゃならねえ提灯屋、張って良く鳴る法華の太鼓!さあ、張った、張った!」 賭場のお客も威勢の良い兄いの口上に乗ってしまいます。 ここでも太鼓が引き合いに出されています。

「♪おいらはドラマー、やくざなドラマー・・・・」ユージローさんの映画のドラマーの姿もカッコ良いですね。

  

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 私も昔は陽気なラテン音楽にのって、ボンゴを敲いていました。太鼓のリズムは曲全体の元締めですから演奏の乗りの良さは太鼓のリズムによってでしょう。 遅くならぬよう、走らないよう、また、澄んだ音を出すよう心掛けてきました。

 今はもう、部屋のインテリアにしかならない古びたボンゴをたたいてみました。
駄目ですねえ、ボコと濁音しかでませんでした。革の張りがなくなっているうえに、たたき方を忘れてしまっているからです。

  

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 これはモロッコの陶器の太鼓、先年モロッコを訪れた時に観光地で「ヒトツ、センエン、センエン!ビンボープライス(安いよ)!」と客引きがしつこく纏わりついてあやしげな?土産ものを売りつけに来ます。その時、「2つで千円」と値切って買ったのがこれ、これも今はほこりにまみれていて楽器としてはまったく役に立ちません。

 太鼓の音はボケ防止と健康に役立ちそうです。もう一度トライしてみようかな?
「アナタ近所迷惑よ!」  ガクッ!

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