4月中旬から5月10日まで今年も五月人形を飾り付けました。毎年からりと晴れた日を選んで、また押入れに仕舞います。 飾り具足を分解しながら、これは次世代に受け継いでもらおう、とそう願いました。しかし、教えていないこの具足の飾りつけが出来るのか?一寸心配になってきました。
思えば、この五月人形は私が生まれた時、お祝いとして両親があつらえたものです。物心ついてから母を手伝って、毎年飾りつけるのが楽しみでした。実は飾りの太刀でチャンバラの真似事をするほうが面白かったのですが・・・。
そういう腕白な息子を見て母も笑っていました。健やかに育って欲しい。 父母の願いが叶えられたかどうか今更反省しても遅いのですが、私はわが子にもそう願ってきました。
桃太郎、金太郎、鯉のぼりなど、五月人形は数々ありましたが現在の我が家の狭い押入れにはとうてい収納は無理というもの、海外への赴任時や家を新築した時に処分しました。最低限、飾り具足と大好きだった鐘鬼人形だけを残しました。 それ以来、毎年の端午の節句には床の間ならぬ、居間のテーブルの上に飾るのが習慣となりました。
これらは大分痛んできてはいますが、来年も5月には再会しようと、そういう思いで丁寧に和紙に包んで仕舞いこみました。
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