秋の北海道の旅ー1 支笏湖ーオコタンペ湖ー旧石狩川ー札幌


 先週の台風一過で晴れた北海道にやってきた。まだ夏の気候が抜けない羽田を経って新千歳空港に着いた。、ひんやりとした秋の空気だが、そんなに寒くはない。東京を朝早く出発したので朝食抜き、早速、空港の売店で北海道の味、鮭とイクラのおにぎりを味わう。空港には長男夫妻が車で出迎えてくれた。 嫁さんの里が北海道だから、今回の我々の旅行のガイド役を買って出てくれた。こんな心強い事はない。私たち夫婦はいそいそと車に乗り込む。

支笏湖

画像 空港から一気に札幌に向かうのは勿体無い。そこで支笏湖に向かう。湖面にうつった山の陰映に目を奪われる。水深は日本第2位の363メートル。澄んだ水、湖の中にまだ立ち枯れの木が見えるという。風光明媚なところだ。この湖は千歳川の源流である。千歳市内を流れて、そこから北の方向の石狩川にそそいでいる。

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 残念だが、紅葉はまだだ。 寒いと思ってセーターなど持参したが、その必要がないくらいの爽やかな秋の気候である。 

 売店でとうもろこしを売っている。北海道ではトウキビという。早速買い求め、栗の木があるベンチに腰掛けて賞味する。

 公園の掃除をしていたおばさんが実を落としてくれた。まだ青いイガくりだ。棘を気にしながらかみに包んで持ち帰る。秋の北海道みやげのインテリアとして東京の家に飾るつもりだ。

オコタンペ湖

画像 支笏湖を後にして北海道の三大秘湖の一つ、オコタンぺ湖にむかう。 車は山道を行く。通り過ぎる車はあまりない。熊はともかくも鹿やきたきつねの姿を期待したがそれもない。

 車はオコタンぺ湖の案内板のところで止まる。静かな山々の風景だが湖の姿は見えない。熊笹やエゾマツ、トドマツ等の木々の間からエメラルド色の湖を垣間見る事ができた。ここは森林生態系自然保護地区のため、ここから先には入れないのだ。 

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オコタンペ湖は約3万年前恵庭火山の噴火でせき止められた湖で、流れ出る水はオコタンペ川となって支笏湖にそそいでいる。アメマスやエゾサンショウ魚の生息地でもある。




 残念ながら、湖畔に行く事ができない。車道から、しばし神秘的な風景を楽しむ。 

旧石狩川(茨戸川)

 丁度、昼時となった。まずは北海道の海の幸を賞味しようと石狩川方面に向かう。あいにくと雨が降り始めた。通り雨だった。、やれやれ助かった。

画像 程なく川が見えてきた。

 昭和6年に今の石狩川が直線に改修されたあと、残った曲がり箇所を旧石狩川と呼び今は茨戸川と改称された。川幅はまるで湖のように広がっている。

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そのほとり、佐藤水産の「サーモンファクトリー」で昼食。ここのレストランは美味しい鮮魚料理で道産子の間では有名という。新鮮な魚介類は期待に背かぬものだった。値段もリーゾナブル。


 TVで紹介されていた鰹節ならぬ鮭節(さけぶし)を探したが、鮭節は羅臼で扱っていて、ここではないとのことだ。残念。

 遅い午後、札幌市内に入る。自然の風景は都会の甍に変わる。なにせ、日本で第5位の人口を誇る大都市だ。


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 夕食は北海道の名品、ジンギスカン料理、福住のサッポロドームから近いレストラン、表まで香ばしい匂いが立ち込めている。


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やはりビールは北海道の気候にあわせて醸造したオリジナルのサッポロクラシック生。東京に持ち帰っても美味しく感じられないというから、飲みだめしておこう。

 食べ放題、すっかり満腹。 今日はこれまで。
      (続く)




 


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