大漁のイカ、これどうするの?
イカが釣れたぜよ!釣り好きの次男が朝がえり、昨夜は鹿島沖の夜釣りに行ってきたのです。大型アイスボックスに一杯のイカ、おそらく100匹くらいはあるでしょう。 嬉しいやら、困ったやら・・・生ものですから捌くのはアトで!と言えません。朝飯ぬきで処理にかかります。
釣ってきたのはむらさきイカ、バカスカ釣れるから別名バカイカ、するめイカより身がやわらかです。 腹を割き、身とゲソにより分けます。でも多いなあ~、ふうう~、一体どうする? 庖丁さばきにいささか飽きて考えます。とにかく我が家では食べきれない、かといって手を休めていてはイカは痛んでしまいます。そこで、大漁の際のおきまりの電話、近所の魚好きの人に掛けまくります。勿論、魚を処理できる人だけにおすそ分けです。
今日の東京の気温は猛暑日の35℃、迅速に事を運ばねばなりません。アイスボックスから出したイカを妻がビニール袋に小分けして小型クーラーに入れ、車で配達です。
その間にも家の台所はイカの山、次々と冷蔵庫の冷凍、チルド、野菜室に入れ、もう一杯です。うれしい悲鳴を上げます。
さて、お次はこれをどのように料理するかです。今晩、明日(明後日も)の献立を考えます。まず考え付くのはイカそうめん。ゲソの塩茹で、肝はゲソとあわせて塩辛、今夜はテンプラ。まだまだ材料は豊富ですから、醤油とみりんで丸ごと沖漬け(漁師サンしか食べられない絶品)。さらに塩をふって一夜干しを作ることにします。 明後日はじゃがいもと煮付けにしましょう。
ハエがたかったり、カラスにやられないよう、しばらくしてから干し網かごに移し、一晩置きました。
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なぜ、私が小まめにこんな事をするのかというと、会社勤めをしていた時に海外勤務で和食の材料集めに苦労したからです。中東で日本料理を食べたいと思うと、その材料の確保が先決です。
特にお刺身にできるような鮮度の良い魚を求めようとしても、生ものを食べる習慣のないサウジアラビアでは難しく、自分で釣りをして捌いて刺身を作らねばなりません。 そのため、休日には家族とキス釣りや貝採り、 また釣りクラブで沖に船をだしてタイやアジを釣って家で刺身にしたり寿司を握りました。
アラビア湾で獲れたモンゴウいか
アラブではイカを食べませんから、鮮度の良いイカサシを求めるならばやはり、自分で捕ってこなくてはなりません。幸いにして肉厚で1・5kgもある大型のモンゴウイカが当地では3月中旬から4月上旬まで、産卵のため海岸に押し寄せてきます。 夜にヤスで突いて捕るのです。捕獲量は一晩で10~20匹がせいぜいですが、この期間に一年分200匹を冷凍保存します。 外地で家族が暮らすには正に貴重品で食材ならぬ食財ともいえましょう。これがなくなる頃、次のシーズンが始まるわけです。
イカを材料に和食は勿論、中華、イタメシなど作りかたを妻に教わって憶えました。その後、家族が日本へ帰り単身赴任となっても、自炊に役に立っていました。
今、台所でスミだらけのイカを捌いていて、ふと懐かしいサウジアラビアでのイカ漁を思い出しました。
アラブではイカを食べませんから、鮮度の良いイカサシを求めるならばやはり、自分で捕ってこなくてはなりません。幸いにして肉厚で1・5kgもある大型のモンゴウイカが当地では3月中旬から4月上旬まで、産卵のため海岸に押し寄せてきます。 夜にヤスで突いて捕るのです。捕獲量は一晩で10~20匹がせいぜいですが、この期間に一年分200匹を冷凍保存します。 外地で家族が暮らすには正に貴重品で食材ならぬ食財ともいえましょう。これがなくなる頃、次のシーズンが始まるわけです。
イカを材料に和食は勿論、中華、イタメシなど作りかたを妻に教わって憶えました。その後、家族が日本へ帰り単身赴任となっても、自炊に役に立っていました。
今、台所でスミだらけのイカを捌いていて、ふと懐かしいサウジアラビアでのイカ漁を思い出しました。
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