東京スカイツリー建設現場を訪ねて

 東京タワーにかわるテレビ塔が東京都墨田区押上に建設中です。10月20日、関係者のご好意で建設現場を見学することができました。 東京スカイツリー、完成時には634メートルとなって東京タワーの約2倍の高さとなります。 

第一展望台は350メートルでレストランなどで東京の景色を見ながら食事が楽しめます。450メートルの第二展望台はガラス張りの空中回廊で、天気の良い日は75キロ先まで一望できるのだそうです。
 

 タワーを囲んで押上駅と業平橋駅にまたがる長さ約400メートル、3.7ヘクタールの区域に新しい街が誕生します。周囲の下町の情緒が残る庶民的な町並みと相俟って人々の目を楽しませ、東京のシンボルとなって行くのでしょう。

 スカイツリーを訪れるには、いろいろな交通アクセスがあり便利です。今日はそのうちの都営浅草線で押上駅に降り立ちました。 B3の出口を出ると、目の前に巨大な構造物が出現します。

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 待ち合わせの時間にはまだ間があるので付近を散策方々、建設中のタワーの写真を撮りました。

西十間橋からのタワー

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 川面に映えるタワーは新旧入り混じった不思議な風景となりそうです。 もう少し緑がほしいな・・・。

 浅草通りからの風景、 
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 将来、東京スカイツリーに上がったあと、気軽に一杯飲りたい店がありました。







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 もっと、タワーに近づきます。わああ~圧倒される威容です。 完成すればもうここからは写真に入らなくなる撮影スポットです。 タワーの上部に蒔きつけてある蓑のような構造物はタワーの鉄骨上棟(作業場)です。 塔が高くなるにしたがって上に移動します。一つずつ外せるようになっています。

 東武橋からのタワー


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 ここからのアングルは最高、やはり人が集まって写真を撮っていますね。 東京スカイツリーが完成してから、ここに来てもう一度撮って見たい所です。










 東武鉄道業平橋駅付近 

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 タワーが完成すれば、 この辺は開発されて人の波に埋まってしまうかも知れません。現在は住宅街の閑静なところです。

 ここから地下鉄入り口を見つけ、押上駅 B3に・・・。

 
 集合場所の押上駅に戻り、タワー建設関係者の案内で工事現場に向かいます。 プロモーションビデオとスカイツリーの建設概要の説明の後、見学に移ります。

画像 本日までのタワーの高さは174メートル、冬までに200メートル強となり、2010年の夏頃には第一展望台、その冬には第2展望台の付近の300メートルに達し、2011年12月には いよいよ待望の634メートルの新タワー東京スカイツリーの誕生です。


 第一展望台は350メートルでレストランなどで東京の景色を見ながら食事が楽しめます。450メートルの第二展望台はガラス張りの空中回廊で、天気の良い日は75キロ先まで一望できるのだそうです。 その他、タワーの横にはショッピングモールなどの31階建ての複合施設も完成する予定となっています。

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完成する東京スカイタワー 



タワーの底部はエッフェル塔や東京タワーの4本足ではなく、鼎の3本足です。素人目には従来型のどっしりとした構えの構造に較べて華奢な感じを受けますが、なんと、日本の古来の五重塔の構造を生かし、地震、強風時に揺れを軽減することが出来ます。また、鉄骨のカーブは日本刀の反りも考慮してあるのだそうです。 

下の写真はその底部を支える鉄骨の一部です。これが集合して、タワーを立ち上げてゆきます。

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 底部の支えは3本足ですから、基板の鉄骨の形は三角形です。これはタワーが高くなるにしたがって徐々に丸くなり、第一展望台から先は円形となります。

 沢山のとび職の人々が働いています。 東京タワーの建設時よりも一層安全性が高くなっているなと感じました。 タワーの鉄骨に巻かれた鉄骨上棟(作業場)はそのためでもあるのでしょうね。




 
 見学を終えてここからタクシーで5分の錦糸町にある東武ホテルで夕食をとりました。 レストランからは、一望の街の風景の中にスカイツリーが見えます。 ここも将来のデイトスポットの一つになるのでしょうか。 日本料理もグー!

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 河岸をかえて、ホテルのバー。ここからは東京タワーが見えるのです。 ライトアップされたそれは一寸寂しげですが、新旧のタワーが見える場所として錦糸町の東武ホテルは新しい東京の観光名所となりそうです。

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早々とカクテル・スカイツリー 

東京スカイツリーへのアクセス図

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 東京スカイツリーと複合施設の完成で、将来は他企業が我も我もと集まってくるでしょう。このため下町の風景がなくなってしまうと思うと些か残念な気持ちがしてなりません。私の夢は、一帯が開発されて無機質なビル群を見るくらいならば、いっその事、東京スカイツリーをかこむ四方に江戸の街を再現して歴史の町を作ってみたら・・・ということです。スカイツリーから見下ろすタイムスリップの町のキャッチフレーズで世界的な集客力が見込め、地元の活性化にも繋がるかもしれません。

 江戸博物館のジオラマに替わる施設です。でも、これができたら、江戸博物館には人が行かなくなってしまうでしょうから、やはり、ダメですかねえ・・・。建設中のタワーを見上げながらそんな事を空想して見ました。                        

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