直径22cm!タイタンビカスの花が咲いたー 我が家の園芸
タイタンビカス? そりゃ一体なに? 実は私も初めて見た植物です。㈱赤塚植物園が品種開発し夏から秋にかけて大輪の花が毎日のように咲く、という宿根草の珍しい種類です。さっそく、購入して育ててみることにしました。
タイタンビカスは今から20年ほど前、赤塚植物園がアメリカフヨウとモミジアオイを掛け合わせた品種です。開発の途中、手違いから親株をふくめ全部処分されてしまったそうです。
2004年7月、お客の一人が「アカツカさんで買ったおおきな花が評判になっていますよ」と同社に写真を見せたのが再開発のきっかけだったそうです。 幸いなことに数本が販売されていて見事な大輪の花をさかせていたのです。同社では、これを更に改良し、完成した花を「タイタンビカス」と名付けました。
タイタンはギリシヤ神話の巨人神、ビカスはハイビスカスから取ったそうです。
(赤塚植物園パンフレットより抜粋編集)
5月22日:
タイタンビカスの苗が届きました。ブライトレッド、ピンク、ピーチホワイトの3種です。成長すると人の背丈を越えるとのこと、 おおきな鉢を探しましたが8号しかなく、今年はこれで我慢することにしました。
以下、その生育の記録です。
ブライト・レッド(R) ビンク(P) ピ-チ・ホワイト(W)
5月23日: R=47cm P=40cm W=25cm
*8号鉢に移植。 園芸用土に堆肥、緩効性肥料をまぜる。
*背丈に差があるが、成長が早いのですぐ同じになるという。
*仮支柱をたてる。茎はすぐ太くなるので、緩めに結んでおく。
*ハイポネックスを与える(以下、一週間に一度定期的に与える)
6月 8日:R=62cm P=65cm W=46cm
ピンクの茎の伸びが速い。
6月15日:R=76cm P=89cm W=63cm
6月19日:
ピンクに小さなつぼみが付き始めた。
6月23日:
レッドにつぼみが付き始めた。
6月25日:R=95cm P=121cm W=85cm
*ホワイトにつぼみが付き始めた。
*オルトランを撒く
*緩効性肥料を根本に与える。
7月 4日:R=117cm P=138cm W=95cm
今までの支柱を長いものに変える。8号鉢では根が張りすぎて小さすぎたか。
7月14日:R=133cm P=148cm W=135cm
*茎の高さは支柱を越えてしまった。
*思っていたより茎は太くなくひょろりとしている。肥料がたりないのか?
*風で倒れないよう結束策を数ヵ所増やす。
7月16日
いよいよ明日には開花だ!
7月17日:
ピンクの花が咲いた!デカイ、直径19.0cm 花は一日限り。翌日にはしぼんでしまう。
7月18日:
レッドの花が2個咲いた! ピンクも1ついずれも19.5cm。 20cmの壁を越えろ!
つぼみは各茎にたくさん付いている。明日が楽しみだ。
7月23日:
R=142cm P=154cm W=151cm
ホワイトの花が咲いた! 22cm 記録達成だ、万歳!
*オルトランを撒く。
*緩効性肥料を根本に与える。
8月に入り花は次々と開花しています。ハイビスカスに似た大柄の花は外人モデルのようでまるでミラノかパリコレクションのファッションショーのように華やかです。それにしても、夏のあいだは毎日水を撒いてやらないと、翌日は葉がぐた~となってしまいます。綺麗なモデルさんが毎日のメイクをしなければならないのと同じですね。裏方はどこでも同じですかねえ。頑張りましょう!
タイタンビカスの交配の原種であるモミジアオイも咲き始めました。花びらは細長く葉は紅葉のようです。こちらは清楚な日本人形のようです。この種も冬には茎が枯れてしまいます。
タイタンビカスもまた、11月頃には生育がとまり茎が枯れてくるので、地際からすべて刈り取るように、との注意書きがあります。 地中に芽が残っているので、翌年の春また出てくるそうです。初年度の茎は一本ですが、モミジアオイの仲間ですから、来年は何本も茎がでて、もっと多くの花が咲くことを期待しています。
4~5年に一度掘り上げて根分けするとのことですが、8号鉢では小さすぎました。冬場に12号鉢に植え替えるつもりです。
8月11日:R:147cm P:159cm W:160cm
チビだったホワイトが一番ノッポになりました。各茎の上部の蕾は咲き終わって、側枝の花が咲き始めました。
追記: 10月3日タイタンビカスの最後の花(ピーチホワイト)が咲きました。花の直径は18cm、一寸小さめです。茎の下の方の葉も黄ばんできました。今年は沢山の花を有難う! 来年の春、また会いましょう。
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