今日の朝また、スズ子とチュン太がやってきた


 朝食をとっていると、申し合わせたようにすずめが二羽、ベランダにやってきます。盛んに花鉢の中をつついています。 おかしいな、中には何もないはずなのに。枯れた葉もムシも丹念に取り去っているからです。それでも毎日やってきます。いつの日か、この二羽のすずめに名前をつけました。 スズ子とチュン太。どちらが雄か雌かわかりません。

 朝食のパンくずを与えるようになりました。 私たち夫婦の朝友となったようです。

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 コーヒーのかおりを愛でながら、すずめのさえずりを聞くのが毎日の楽しみとなってきました。

 スズ子とチュン太はいつも決まった時間に連れ添ってやってきます。 
 
 そのうちに、うわさを聞きつけたのかどうかわかりませんが、仲間のピー子やスパ朗たちが三々五々やってくるようになりました。どのすずめがスズ子とチュン太なのか、さっぱり判らなくなってしまいました。

 最近、野生の動物には餌を与えてはならない、との新聞記事を読みました。自然の生態系を破壊してしまうのが理由です。

 可哀相だ、飢えて死んでしまう! そう考える人たちがハトなどの野鳥ににエサを与えたりするようです。ノラ犬、ノラ猫にも餌を与え、近所のひんしゅくを買っている、というニュースもたびたびあります。 

 私は自然のままという論には賛成です。この記事を見てからスズ子たちにもパンくずを与えるのをやめました。 それでも彼らは毎日やってきます。 バラの鉢の中で砂あびを楽しんでいます。

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    日経のらいふプラス(2009. 5.11.夕刊)にスズメ、どこ行った?という記事がありました。すずめの個体数が激減してしまったというのです。 現在、日本にいるすずめの総数は千八百万羽と推定されています。しかし、環境省、農水省のデータではこの数字は1990年の二分の一、1960年ごろの十分の一に減っているそうです。 

 これは農村の害虫駆除で餌が減ったことに加え、都市部の環境が大きくかわって機密性の高い住居が増え、昔のような家屋の軒下や瓦屋根の隙間や穴に巣を作ることが出来なくなった。また、舗装が増えてエサ場が減ったことが原因と指摘しています。

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 スズ子とチュン太のマイホームはどこにあるのでしょうか? あまり快適な場所ではないようですね。私の大嫌いなカラスは公園の木の上に巣を作り、ごみ場をあさって増えるのに・・・。 不公平ですね。

 朝友のスズ子とチュン太のためにまた、毎日パンくずを撒くことにしましょう。

コメント

  1. 身近に雀がいる生活が懐かしいです!どこに行ってしまったのでしょうか?

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