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5月, 2009の投稿を表示しています

カラスが勝手に鳴いている

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 カラスほど皆に嫌われている鳥はいないでしょう。ホラー映画では何か怖いことが起こる時には、カア~!羽ばたく・・・。すると墓場の地面からゾンビがむくむく出てきたり、深い霧の沼地から妖怪が現われたりして、まったく禄なことはありません。 まあ、ホラーを盛り上げるかっこうの名脇役といえましょう。啼くのはカラスの勝手ですが、私たちの生活には困った厄介ものです。  今日もまた、ゴミの集積所が荒らされました。2匹のカラスが防止ネットを連携プレーで引っ張って見事に外し、袋を破いて中身をブチ撒けて突付いています。 私が近づいても知らん顔です。 私がごみを置くのをカラスは20メートル離れてじっと見ています。掃除をしてネットをしっかりかぶせました。2時間たって見に行くと・・・ヤラレタ!     スーパーでの買い物の帰り道、両手にブラ下げた買い物袋にうしろから何かが体当たり。カラスが襲ってきたのです。 袋に孔が開いていました。  初夏の子育ての時期は、危ない!前を歩いていたオバさんの頭にかすめとんでゆきました。 幸い怪我はありませんでしたが、オバサンへたり込んでしまいました。・・・タク・モ~    プランターの古い土をふるいに掛け、根やイモムシを取り除き肥料を加えて、種をまきました。カラスが屋上のテレビアンテナに止まってじっと見ています。数時間後・・・ヤラレタ!  見事掘り返されていました。プランターにイモムシがいると思っているのでしょうか。  草花の鉢が掘り起こされてしまいました。園芸のトマトがようやく色付き新鮮なサラダを夢見て、もう一日待ちました。翌朝、収穫に行くと・・・ ヤラレタ!    買ったばかりのほうき。ヤラレタ!    ブラシの部分は噛み切られ、柄しか残っていませんでした。気のせいか、物干しのハンガーの数が少なくなっていました。 巣つくりのため盗ったのです。  車をぴっかぴかに磨いて、さてドライブ。ヤラレタ!  屋根とフロントグラスにべっちゃり。  腹が立つことは、まだまだありますが書き切れません。私たちはカラスを攻撃することも防御することもできません。 人の迷惑など何処吹く風、なにか、ミサイルをぶっ放したり平気で核実験をするどこかの国を思い起こしますねぇ。せせら笑われているようです。  カラスの大嫌いな石原都知事は都内のカラスをだいぶ駆除してくれました。それでも被害がおさま

アラビアの砂漠はアラビアのらくだで渡れー実際に見たアラブの格言

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   長年、暑い砂漠の国で暮らしていると、ちょっとした距離でも車で移動するので運動不足になりがちです。脚の筋肉が衰えたのか膝痛がひどく病院で治療をうける羽目になりました。当地はイスラム社会、町では女性の顔を見る事はめったにありません。 病院で働いているエジプト人やシリア人の看護師サンは、当地のご婦人のような黒いベールのかわりに白いスカーフをかぶっているだけです。彼女たちの美しい笑顔をあてにして整形外科に行きました。  期待に反して、ここの看護師サンは白衣に黒いベールをかぶっており、目しか見えませんでした。それでも失望しなかったのはそのアンバランスがやけに映えて魅力的に見えたからでしょうね。アラビア語で「こんにちは」と挨拶をしてもツンとして答えてくれなかったから、きっと地元の厳格なイスラム家庭でそだったお嬢さんだからでしょう。     ともあれ、エジプト人のお医者サンとアラブ流に長々と挨拶をかわした後、病状を説明しました。だが、彼の医療技術がそれほどでもないのか私の英語がつたなかったのか判りませんが、あまり理解をしてもらえなかったようです。     こりゃ、駄目かな・・・だんだん心配になってきました。それを察した彼は言いました、  「大丈夫、砂漠を渡るキャラバンはその土地のらくだを選ぶという、まあ、まかせてください」  つまり 、「アラビアの砂漠はアラビアのらくだで渡れ」 という格言です。  これと同じような格言に  「シリアの羊はシリアの犬で追え」 というのがあります。これらはお分かりのように我々が使う 「郷に入らば、郷に従え」 のたとえです。  お医者サンはニコニコしながら後ろを指差しました。そこには最新鋭の医療機器がずらりと並んでいました。聞けば ドイツから輸入した ものだそうです。  その機器で治療を受けてから一週間で膝の痛みは去りました。ウ~ム・・・ 、アラビアの砂漠はベンツ〔ドイツ車〕で渡れ」 ですかねえ。   最近の若い(らくだの)奴らときたら苦労を知らない。車で運ばれるなんて砂漠の舟の名が泣くよ、まったく、 も~!    新しい格言を作ってみました。 「アラビアの砂漠を渡るには、らくだをトラックに乗せろ」  それにしても、このらくだ、何とも気持ちよさそうな顔をしていますねえ。  ア~ らくだ! お後がよろしいようで・・・・

砂漠の中のチョー可愛い奴ら

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動物園では可愛い動物たちにお目にかかります。頭を撫でてあげたいですね。 大自然の中で見た動物たち、素朴ですが中にはペットにしたいものもいます。 私がアラビアの砂漠で出会った可愛い奴らをご紹介します。 らくだ  私たちがらくだを見ると  月の~砂漠を~・・・  と歌を思い出しロマンチックな気分になりますが、アラブ世界ではありふれた動物で珍しいものではありません。 昔から乗り物として砂漠の舟ともいわれ重宝がられてきました。交通手段が発達してきた現在、遊牧民たちは砂漠をトラックで移動します。 らくだはリストラされてしまったようです。 それにしても、職を失ったらくだは砂漠のあちこちに群れになってぶらぶら遊んでいますねえ。 一体どうするんでしょうね。  遊牧民のテントを訪れると、お茶のあと らくだのお乳 が振舞われます。 なるほど! 乳牛ならぬ乳駱駝だったんです。  仔らくだが恨めしげに見つめている中で、皆でボウルの中身を廻し飲みするわけですが、青臭くて生温く、しかも泡がたっており、けして美味しいものではありません。   お~い!まてえ~! 仔らくだは子供たちの格好の遊び相手です。乗って遊ぶのはまだ小さいから無理ですね。  やあ! きみどこからきたの?   にっぽん からだよ  にっぽん、てところ このさばくのどのへんなの?  わかんないな それより、ぼくとあそばない  いいよ、かけっこしようか にっぽんまで・・・  仔ラクダは可愛いですね。つけまつげじゃない本物のつぶらな瞳で人を見つめてくれます。現在、らくだはレース用にも飼育されているようです。この仔は将来キャメルレースにでるのでしょうか?   それにしても、放牧中のらくだの群れは平気で道路を横切っていきます。車を運転している時は注意しなくてはなりません。1トンもあるので、ぶつかったら車も人もぺちゃんこです。かならず車を止め、彼らが通過するのを待ちます。その時間の長いこと・・・・。  そうそう、ここのらくだは ひとこぶ で、中央アジアで見られる ふたこぶらくだ ではありません。 はりねずみ  駐在員の子供たちにも人気があるハリネズミ、ペットとして飼う人もいます。  大食漢で人間さまの食べ残しをなんでも食べてしまいます。夜行性なので、お世話も大変です。  さわればすぐ丸くなって一見いがくり坊主になっちゃうんで~す!   床に