我が家の化石
コロナ禍中のステイホーム、毎日続くとやりきれない気持ちで一杯です。運動不足でお餅のようにふっくらと出来上がった身体になってしまいました。このままでは固まってしまって化石人間になってしまう。何か身体をうごかさなくては・・・暇つぶしと運動を兼ねて断・捨・離でもするか・・・と、重い腰をあげました。戸棚の奥になにか得体の知れないものが、転がりでたのは古代生物の化石です。
アンモナイトと三葉虫の化石
これは、モロッコでお土産に買ったもの。マラケシュの土産物の店員は綺麗に加工したものを薦めてくれましたが、高い値段を吹っ掛けられたので手が加えられていない原石なら材料費と輸送代しかかかっていないだろう、と屁理屈をこね値切って手に入れたものです。同様の手口で三葉虫も買いました。
日本では1000円からインターネットで売られていますからそんな価値があるものとは思いません。でも、アンモナイトはデボン紀から恐竜が絶滅する6600万年前まで3億年以上地球上に繁栄した生物でいわば人類の大先輩ですから、とやかく言うこと無いでしょう。
マラケシュからアトラス山脈を越えると砂漠地帯。アンモナイトはどこに眠っているのだろう。想像をたくましくしながら次の町ウィラザードに向かいます。
サンゴと貝の化石
サウジアラビア赴任中、休暇で訪れたリアド近郊のトワイク山脈をトレッキング中に見つけたサンゴの化石です。ここには100メートルの切り立った断崖の山が続きます。この地形を作り上げた地殻変動はおよそ1億年前の白亜紀後半から第三期といわれ、かつては海底だったところです。
海抜900メートルのこの崖の上に黒いサンゴの化石があちこちに転がっていました。中には一抱えもある物も・・・。
写真の白いサンゴはサウジの東海岸のアラビア湾(ペルシャ湾)の海岸で拾った現代のものです。約3億年たってもその形状には全く変化がないのは驚きです。
写真の白いサンゴはサウジの東海岸のアラビア湾(ペルシャ湾)の海岸で拾った現代のものです。約3億年たってもその形状には全く変化がないのは驚きです。
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