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箱根の名水ー大平台の姫の水

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   大平台は箱根の有数の温泉地の一つである。戦国時代からの古い村落で、温泉地になる前は箱根細工の名産地であった。温泉を掘り当て今日では箱根十七湯の一つとして知られている。今回、大平台に宿をとったので、この機会にこの「姫の水」まで足をのばしてみた。この湧き水は一説によると北条氏の姫君たちが化粧水に、また豊臣秀吉が小田原城を攻略する際に茶の湯を点てたといわれている箱根の名水である。   箱根登山鉄道の大平台駅から近道を通って(我々の足で約15分)石原公園の脇の遍路を渡って更に5分坂を下ると左に姫の水の石碑が建っている。  石碑には明治天皇もお出でになったとの事、この湧き水は昔からずっと名水として知られてきたのであろう。  その碑の後ろにこんこんと湧き出ている泉があった。民家の中なので入るのに躊躇したが、泉の脇に柄杓が置いてあるのを見て観光客の為であろうと遠慮せず水を汲むこととした。  一口、美味い!、早速持ち合わせのペットボトルの水を捨てて姫の水に入れ替えた。   先ほどの踏切に戻った。ちょうど、箱根登山鉄道の電車が差し掛かってきた。カメラのシャッターを切る。乗ってみたいな・・・ よし、大平台駅から強羅に行くかな・・・。

箱根大涌谷の景観

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   2016年3月に箱根を訪れた時には、火山活動の影響で箱根ロープウエイは運休となり、大涌谷には行けなかった。活動が収まった現在ロープウエイも全線が開通し見損なっていたその大自然の景観を見ようと、今年にまた妻と箱根を訪れた。今回はちょっと下の大平台に宿泊した。ここも有数の箱根の温泉地である。3月5日、良い天気にめぐまれ大平台から箱根登山鉄道で強羅に着いた。あいにくとロープウエイは肝心の早雲山~大涌谷間が点検のため運休、こりゃダメかな、と諦めてそば屋で昼食をとる。   前に来たお店だ。前回はこの店で評判の海鮮揚げが売り切れだった。海鮮揚げのそばを注文する。お店のおばさんは「こんな良い天候で大涌谷に行かないのはもったいない。早雲山からそこまでバスで行けますよ」   こんな良い天候を無駄にしたくない。おばさんの一言ですぐさまロープウエイで終点の早雲山まで登る。  駅は観光客でいっぱい。平日なのに若いカップルも多い。外国人観光客の声が響く。  大涌谷は想像通りの大自然の荒々しさ、それは谷に近づくとバスのなかまで硫黄の匂いが立ち込める。谷から吹き上げる水蒸気は、これも荒々しい山肌を隠している。その煙が風でとばされたチャンスをねらって、カメラのシャッターを切る。約3000年前の箱根火山最後の爆発によってできた神山火口の爆裂跡だが火山がまだ生きている証拠をまざまざと見せつける。  かつてはここは「大地獄」と呼ばれていたが、1873年(明治6年)明治天皇・皇后のご訪問を前に現在の「大涌谷」に改称された。 火山活動の活性化で谷底の立ち入りが禁止となったのは2015年5月のこと。いつになったら安全になって傍に行けるのだろう。   その思いを残しケーブルカーで湖尻にむかった。ここからは大平台に帰って温泉だ! 暇人のつぶやき:  箱根にはいままで車で訪れるていたが、とにかくローカルバス網が充実していて便利この上もない。しかもICカードで事足りるから乗降車も楽々である。 東京から2時間だからいつでもまた来れるという気持ちになる。  週末でもないのに観光客でいっぱい。外国人観光客も多いが、日本の若い人たちも・・・平和だなあ、日本は。  バス停で日本の旅に不慣れなフランス人がスマホと案内書で行き先を探している。英語で話しかけてきたので、助力しようと I Padでその場所を検索するが、行き先は私