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2月, 2010の投稿を表示しています

酒と肴の日々

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  久しぶりに旧友たちと会いました。場所は相も変わらず、その辺の居酒屋です。とりあえずのビールから始まって、ウイスキーの水割り。 年を感じたか健康志向の焼酎と梅干のお湯割りのA氏。つまみものはナニにしようか。永年の仲間の習慣でB氏が勝手に注文します。 板ワサ、川エビの空揚げ、ししゃも。焼き鳥はハツとレバを塩で・・・。いつものように変り映えしないメニューです。  この席にいる友人たちは海のむこうの町の事情に詳しいと自負している連中でばかり、アルコールがまわるにつれ、だんだんと声高になってきました。いいかげんでうそっぽい話も混じると思いますが、許して下さい。  はじめは、謙虚な気持ちで外国での失敗談です。  「フランスでワインのつまみにチーズを頼んだが,何時までたっても出てこないんだ。あとでわかったが、チーズはデザートなんだな」  (後で記念写真を撮りに来たろ、その時チーズっていえばいいんだよ) アハハハハ・・・・・   「ワインにコルクの滓が浮いていても、ソムリエに換えてくれと言えなかった。勇気がいるよ」  (指さして日本語でこれをミロ!といえばわかるよ) アハハハ・・・・ 「スペイン語ではにんにくがアホ、牛肉がバカ だから牛肉のにんにく炒めはアホでバカ」   (お前、それ食ったのか。それじゃあ共食いだろ) アハハ・・・   「チップが少ないと文句いう奴がいる。碌なサービスもしないくせに」  (自分が額を間違えているのに気がつかなかったんだろ) アハ・・・ 「イタリーではスパゲティだけ注文したらボーイが変な顔をしている。スパゲティは前菜なんだよナ」 (ボーイにお前のように肥るといやだから、あとはいらないって断れよ) ア・・・ 「ミネラル・ウオーターを注文するときまって炭酸水が出てくる」  (ノン・ガスって言えばいいんだよ) なんだ、ソー ダ か ・・・  オヤジギャグで 皆 シラ~ ・・・・オーイお代わり!    俺も!   俺もだ!  まあ、ここまでは皆さん可愛いもんですね。 そのうちに鼻持ちならない自慢話が出てきます。 その国の酒にどんな肴が合うか・・・侃々諤々の議論がはじまりました。以下、そのエッセンスです。 韓国=  マッコリ(どぶろく)とキムチ  どうしてもキムチが頭に浮かんでくる。キムチを作るには中に十数種類もの材料がとうがらしと共に白菜に挟み込んで発酵さ

かっぱ橋道具街の河童たちに会いに行こう

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  都営銀座線の浅草駅の一つ手前、田原町から歩いて5分、かっぱ橋道具街があります。ここには調理器具、食器、厨房設備、店の看板など何でも揃うので、これからお店を開業しようとする人にとって便利なところです。勿論、茶碗一個でも売ってくれるので、デパートなどにない掘り出し物を見つける楽しさもあります。湯のみ茶碗が欠けてしまったので、この際に足りない食器類も買おうとかっぱ橋道具街にやってきました。 さて、かっぱの意味が 合羽 か 河童 のどちらなのか、これには二つの説があります。  ここは昔、伊予新谷藩の下屋敷があったところです。小藩の常でこの藩も財政的に苦しく、侍や足軽たちは内職で 雨合羽 を作り、それがずらりと並んで干されていたからという説。  もう一つは、ここに住んでいた商人の合羽屋喜八が水はけの悪いこの地に私財を投じて掘割工事を始めたところ、隅田川に住んでいる 河童 たちがその義に報いるため仕事を手伝ったという説です。  私は下町のかっぱ人情に満ちた?河童説をとりたいですねえ。道具街を歩きながら見渡すと、いる!いる!看板や像の河童たち。 これが雨合羽だったらお客さんは寄り付きませんよ。  シリアスな感じの河童の像 「かっぱ河太郎」を見つけました。  そもそも河童とはいかなる生物なりや・・・  日本全国に出没しています。柳田国男の遠野物語、芥川龍之介の小説にもでてきますが、一般には頭に短い毛と真ん中に楕円形の皿、腹にカンガルーのような袋、手足の指には水掻きがあります。  皮膚はカメレオンのように周りの色に変化するというものです。ガタロウ、カシャンボ などと呼ばれています。  (テレビで放映の河童のミイラとかを見ましたがありゃウソですね)  すみません・・・河童の説明ばかりで、肝心の買い物がどうなったかを忘れてしまいました・・・。  まず、湯呑み茶碗、店員がいろいろ薦めてくれましたが、歳相応に渋い奴を選びました。 洋食器の店では楕円形のスパゲティ用の皿を6枚、グラス6個、 和食器店では菜箸、ざる蕎麦の器6個、薬味入れ、そばつゆの容器2個、れんげ8本、まだまだ欲しいものがあります。 100円の小皿2枚、これは10枚単位で買って下さいとのこと・・・等々。 まだ予算内で収まっていますがこれ以上持てません。重い荷物をかかえて来た道を戻ります。  また、河童に出会いました。