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古き良き時代の高輪橋架道橋をくぐる

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   現在、国道15号線の東京都港区の札ノ辻―品川間で港南側に行く道は高輪橋架道橋しかありません。2020年にはJR田町-品川の間には新駅が誕生します。この辺一体はプロジェクトとして「グローバルゲイトウェイ品川」が計画されており、この高輪橋架道橋は改修され2車線、歩道も広くなる予定になっています。  高輪橋架道橋は明治5年、新橋―横浜間の鉄道の開通にあたり、土地買収の難しさから線路は当時の海岸線の50メートル沖合に堰堤をつくり、その上に敷設されました。その後、舟の水路であったこの架道橋は海岸の埋め立てによって人が通行できることとなりました。だが、掘り下げると水面下になってしまうために1.5メートルの高さにしかならなかったといわれています。  現在はおよそ2000台の車と2800人が通行しているといわれています。将来改修される予定と聞いていますが、まだ具体的な日時は示されていません。この古いパワースポット的な雰囲気はもう消えてしまう・・・そこで、しばらくぶりに散歩がてらここを通ってみました。  国道15号線からは一方通行ですが今回は出口に当たる港南側から入ってみました。双方から自転車や人が通ることができます)やはり、方々老朽化が目立ちますね。  高さが1.5メートルなので大人は背をかがめて通ることになります。つらいですねえ~。すれ違う人の口をゆがめ、うなだれた格好はまるでゾンビちゃんかユーレイくんみたいです。イヒヒと笑ったら子供はおびえて泣き出すかもしれませんよ。   タクシーの提灯殺しの異名を持つ高輪橋架道橋、運転手サンも低速の慎重運転。むき出しの傷んだコンクリート壁、暗いオレンジ色の光に照らされ、まるで異次元の世界に飛び込んだようですね。  ようやく、国道側に到着しました。すると上からは京浜東北線の轟音が響き通り過ぎてゆきます。明るい太陽の光、ここで、ようやく現世界に戻った感じです。  全長230メートルの高輪橋架道橋、結構面白いコースでした。この不思議な雰囲気を味合うのは今のうちですよ。  坂を上がるとそばには古き良き時代の江戸の大木戸跡、江戸時代の東くだり、京のぼり、お伊勢詣りなどの人々でにぎわった場所です。 暇人のつぶやき 国道15号線はひっきりなしの車の騒音。かつての江戸の情緒はありません。興覚めですよ、まったく・・・。  さて、家に帰って昼寝でもするか。

散歩がてら、東京都庭園博物館(目黒)ー旧朝香宮邸

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  東京都庭園博物館(目黒)は樹木に囲まれた閑静な博物館です。1933年(昭和8年)に朝香宮鄭として建築、1947年に皇籍を離れた殿下はこの邸宅から移られました。その後、1983年(昭和53年)になって庭園美術館として開館しました。また、特色のあるこの建物は2015年(平成15年)に国の重要文化財に指定されております。この美術館でブラジルの先住民の椅子展(2018年6.30-9.17)が開かれたのを機に散歩方々鑑賞しました。  緑の小道を進むと瀟洒な本館が現れます。内部は1910年から30年にかけてフランスを中心にヨーロッパを席巻したアール・デコ様式の装飾が残されています。  そういう趣きの部屋にブラジルの先住民制作した不思議な椅子が展示されています。どれもがアマゾンの野生動物をモチーフとした作品で作者のたくましい大自然の伊吹きが心に伝わってくる気がしました。  一つ一つが違う表情をした動物たち。アルマジロ、ピューマ、サル、種々の鳥、また亀や魚など生活に密着した生き物がそばにいるようです。これが全部椅子なんだ・・・・。   時間がたつのを忘れ鑑賞しました。勿論カメラに収めるのも忘れません。  美術品の群れを一巡したあと庭園にでました。  瀟洒な薄クリームの本館には広大な庭園が続いています。西洋庭園、表の道路の車の騒音が気になりますが開放的な緑の芝生は目を和ませてくれます。   更に日本庭園に足を運びます。築山と池、それにかかる橋、桜や紅葉などそれぞれの季節に模様替えをする樹木などを愛でながら日本家屋へ、ここは国の重要文財の茶室「光華」と朝香宮殿下が命名され昭和11年に上棟しました。茶室は小間、広間、立礼席からなり、特に立礼席は外国人のために考案されたものと言われています。  再び西洋庭園に戻り出口にむかいます。約二時間にわたりブラジルの野生動物を椅子に託した想像力と庭園の豊かな緑を満喫し外に出ました。、