たこの褌(ふんどし)ーどうやって締める?
たこの足にどうやって褌(ふんどし)を締めたらよいか・・・、 考えてみても、出来るわけがないですね。 しかし、世の中にはどうするのか、わけの分らない事がどんどん進んで行ってしまうことがあります。 たこさん、プールで泳ごうと、ふんどし担いで来て見れば, たこさん ふんどし締めようと、ここかな、そこかな、あそこかな, ハア~たこのふんどし~ どしたらいいんだろ~ *** バブル経済真っ只中のころでしたか、宴席で同僚のN君がこの囃し歌でたこ踊りをはじめると、皆、拍手喝采、場が盛り上がったものです。 そのころ流行した電線音頭なんか、かすんで見えたものでした。まったく、平和な世の中でしたねえ。 一本の褌(ふんどし)を、たこの八本の足にどうやって締めるのでしょうか。 迷ってしまいますね。 それじゃあ、ふんどしをやめて海水パンツに四本ずつ入れればいいじゃないか、という意見もありましたが、それでは体が二つに分かれて、たこさんも身動きできず、かわいそうです。 どうしてよいか分らないが、とりあえずやって見よう、行け行け、ドンドンの時代でした。 ・・・・・・・・・・ 国連は「たこのふんどし」か? 話は変わりますが、最近テレビのニュースでは毎日のようにレバノン紛争が伝えられています。イスラエルもヒズボラの双方とも徹底抗戦を主張し、なかなか収まりそうもありません。国連ではようやく議長声明なるものが採択されましたが、内容は超大国の横槍でうやむやのまま、戦火をどう収めるのか具体策はありません。 「まるで、 たこのふんどし だな」 テレビのニュースを見ていて、おもわずつぶやいたこの言葉に、戦後生まれの平和な時代に育った妻は 「えっ、何のこと それ?」 と意味がわからずにキョトンとしています。 「要するに、戦争とはなにか、皆、どうしてよいか・・・全く分からんのさ」 迷惑するのは一般の市民です。平和という一本の 「ふんどし」 を、戦争という怪物の腰にどうやって締めたらよいか、良い知恵はないものでしょうか。 ・・・・・・・・・・・ 結論が出ない「たこのふんどし論争」より事実が知りたい 新聞もテレビもどこかに紛