ギリシャ旅行で買ったお土産
我が家の暖炉の壁にはギリシャの皿、その炉の中段には古代戦士のブロンズの置物が飾られている。ギリシャを旅行したのはかれこれ三十年も前だ.。それ以来ここから動かしていないから埃をかぶったままだ。はて、これをいくらで買ったのだろうか?寒い夜の日、暖炉の炎を肴にウィスキーのグラスをかたむけながら、ふと当時のギリシャ観光旅行を思いだした。 お皿はどこかのスーベニールショップで。 どこのお店にもあるお土産品であるいかにもギリシャ風で気に入った。 ギリシャの古代戦士のブロンズ像はエーゲ海の船旅の途中立ち寄ったミコノス島の民芸品で求めたものだ。 ここでは若い夫婦がブロンズの作品を手掛けている。 かなりの値段だったと思う。 値引きを要求したが「私たちの芸術品には値段の駆け引きをしない」と突っぱねられた。 しかし、そこらのスーベニールには見られない重厚な作品だったからそのまま買った。 旅行先のお土産品は帰ってからしまい込んでしまうのが常だが、このいかにも地中海らしいものはいまでも私の目を楽しませてくれるのである。 ギリシャの観光では真っ先に行く所、パルテノン。 サントリーニ島の夕暮れ。 エーゲ海クルーズの目玉の一つ。 ミケーネ文明、ミノタウラスの物語を思い出す。 あちこちのレストランでいろいろな地中海料理を堪能するのも旅の醍醐味の一つだ。 オデッセイの現実と神々が入り混じった古代の旅、今夜はそんな夢をみるのだろうか・・・。